管理人はSteven Spielberg監督の映画をよく観ます。が、しかし、戦争ものは嫌いなのでこの映画は観てなかった。Christian Bale扮するジム少年の目や体験を通しての戦争を見ることが出来ます。彼はイギリス上流階級 のお坊ちゃまという設定です。親とはぐれ、しかたなく荒れ果てた屋敷に戻った彼を、使用人だったおばちゃんがひっぱたくシーンに、私も「愕然」としてしまいました。彼がかつてロールズロイスの中から見た「物乞い」と同じレ ベルに彼がなったことを象徴するシーンでした。管理人はお坊ちゃまではありませんが、今まで結構何不自由なくやってこれましたから、管理人もおもわず「愕然」として観てしまいました。全てに見放されたように今は管理人 は、その心労で「うつ病」状態ですから。(爆)　にしてもJohn Malkovich扮する「せこい」アメリカ人は、はまり役でいい味出てましたね。主役は彼のようでした。日本の少年とジム少年との気持ちが通じ合った時は「ホロリ」とな りました。戦後、せっかく出会ったのに誤解されて、射ち殺されてしまった日本の少年は本当に哀れでした。残酷なストーリィでした。戦争そのものが「残酷」なんだよとSteven Spielbergが云っているようでした。８００Km離 れた地でジム少年が目撃した謎の光は、「原爆のピカ」だったんです。彼はたまたま直前に死んだおばさんの魂が天上に登ったんだと錯覚するんですが。管理人はすぐにああ、あれは「ピカ」だと思いましたが、何も知らない 子供の少年から見ればこそですね。この映画の評価は良くなかったそうです。何故でしょうか？。確かに大泣きするシーンも大笑いするシーンもありません。人物描写もいまいちの感がしました。もしかしたら、少年のような pureな気持ちで観ることが出来なくなってしまっている、大人の汚れた目で観ているからかも知れません。